ウクレレ(キット)製作記

現在高一と中二の息子たちが楽器と工作に挑戦するのは応援したいと思っているのですが、単に楽器を買い与えることには抵抗があるのでキットを探してきます。自分で作るなら材料と道具は用意してあげます。前回の「沖縄三線」に続いて、今回はウクレレです。全音のウクレレキットを通販で購入したのは数ヶ月前のこと。長男がいつまで経っても作らないから「夏休みの宿題」にしたところ、8月の終わりになって作り始めました。(笑)

以下、写真と文章は長男のものです。どうぞご笑覧くださいませ。

側面板に補強材をつけて、それを洗濯バサミで固定しているところです。その前の、木の矯正の白い板をはめるのがかなり固く、いつ割れるのかと冷や汗ものでした。
今回活躍してくれた「Tite Bond」。木工用にもかかわらずインレイもこれで接着しました。
表面板の裏に簡単なブレイシングをつけたところ。
写真ではわかりにくいですが、自分でさらに削りました。
側面板とトップ、バック材を接着して固定しているところ。輪ゴムをはめるのがひと苦労で、いつ切れるかと冷や汗をかきました。
ウクレレがハコになってから思い出したオリジナルラベル。メー カー名は「Black cat」。
紙やすりでしっかり磨いたボディ。写真ではわかりにくいかもしれませんが良い手触り。(笑)
穴を拡げる前の指板。
ドレメルのパワーと、自分の無計画さを実感した一枚。7フレットのインレイの穴が貫通してしまいました…。
1時間削ってやっと切り出したインレイ。ちなみに、左上が目的のもので他は残骸。
完成したインレイ。ここまでで2時間30分経過。本当に小さなものです。
無事はめ込まれたインレイ。キレイですが、家族には、僕がイメージ したもの(猫)には見えないと言われます。(涙)
インレイをはめ込んだ後の指板。輪ゴムが付いてるのは、まだ指板を接着して乾燥中だからです。
ゴムで固定するときの不注意で指板が少し1弦側に曲がってしまいましたが、ちゃんと音
は鳴りました!
ペグもつけたあとのヘッド。このときは、まさかペグであんなに苦労をすることになるとは思ってもいませんでした。
弦も巻いて、ペグも治って、チューニングもあわせた後のヘッド。輝いてます。

最後まで僕を悩ませ続けた4弦のペグ。何故か4弦のペグだけ、裏のネジを限界まで締めてもゆるいままで、チューニングをすると弦の張力に負けて勝手にチューニングが下がってしまったのです。

弦を巻く部分が下に出すぎている(ボルトが深すぎる)ことでペグがゆるくなってしまっていると予想し、ネジを削ろうとしてみたり(全然削れなくて断念)ボルトをもっと上に戻そうとしたり、最後は思いつきでワッシャーを1枚かませたところ緩まなくなりました。

完成写真です。小さいわりに思ったより大きな音が出ます。

はい、よく出来ました! ぜひ Jake Shimabukuro を目指してください。(笑)

補足しますと、ドレメルというのはアメリカ製のルーターです。それでインレイを埋め込む穴を掘るには専用のルーターベースとインレイ用カーバイドビット(刃)が必要です。インレイ用の材料とノコギリも含めて、すべて「Guitar Works」で揃えました。ドレメルのマルチプロキットは工作全般に使えますので1セット買っておくと便利です。今回、ウクレレのボディのトップとバック板を貼ったあと、はみ出した部分を削り取るのに苦労していたのです。ナイフでは削りにくいし、金やすりでは時間がかかる。そこでドレメルのやすりビットを出してきて「これを使えば早いよ」。感激していました。

ただし、ドレメルは大人用です。ひとつ間違うと怪我をするので子供に渡すのは避けましょう。対象年齢は(わたしの感覚では)高校生以上です。しかし、自作は決して安くはありません。キット代、工具代を含めると、完成品ウクレレを買ったほうがずっと安上がりです。自作にこだわるのは道具の使い方を覚えてほしいのと、そのほうが楽しいからです。本人が楽しいかどうかは知りませんが、端で見ている家族は楽しいです。(笑)

長男はエレキギターにも興味があって、秋の学園祭のためにエフェクター(FUZZ)が欲しいそうです。我が家では当然「自作」です。完成品を買ってくることは許されません。というか、買ってもいいけど自分の小遣いで買いなさい。一方、次男はいまオカリナに凝ってるので木製キットを探して注文しました。ふたりともがんばってねー!