Bit Slot
久しぶりに玩具スロットコースを出してきたとき,長男が「BitRacerがここを走ればなぁ」と呟いたのです.クルマのサイズはほぼ同じなのでコース上を走っても不思議はありません.まずはプロトタイプを作ってみることにしました.1枚だけ余ったレールが全長23cmのテストコースです.

本来は筒型のニッカド電池が載っている中心部分が空っぽです.うしろに見えている黒いミニカーが専用のスロットカーです.

裏返したところです.前輪の間にある「センターピン」と「集電ブラシ」がポイント.ピンは1mmのピンバイス(ドリル)で空けた穴に銅線を挿し,集電ブラシは薄い銅版を3mm幅の短冊状に切ったものを曲げて作ってあります.Bit Racerにはピンの穴を空けただけで他は(切ったり削ったり接着したり)加工していません.簡単に元のBit Racerに戻すことができます.

テストコースに安定化電源でDC1.5〜2.0Vを流して調整したところ「直線コースは走る」ようになりました.これが「プロトタイプ」です.

左後輪のむこうに見える白いピニオンギアが付いているのが超小型モーターです.トルクはありませんが高速回転します.

このまま周回コースを走らせると確実に飛び出します.それ以前にきちんと集電してくれるかどうか.BirRacerはすこし軽すぎるのです.専用カーが23gなのに対して12gしかありません.ブラシの曲げ加減ひとつでボディが浮いてしまいます.

また,専用スロットカーは非常に車高が低く,シャーシ下部に永久磁石を埋め込んであります(上から2枚目の写真参照).磁石でコースの鉄製給電レールに吸い付いてコーナーで飛び出しやスピンをしにくくしてあるのです.このあたりは市販玩具だけあってバランスがいい.一方,磁石を引きずって走っているのでモーターのパワーが必要になり,コースにはDC20Vかかっています.低速走行させると接触不良なのか,コース上で止まってしまいます.

BitSlotにも磁石が必要になるでしょうが車高が高いし,磁石でモーターに負荷が増えても走るかどうか...問題はここからなのです.

JUNE 2001