スロットカー用タイヤ削り器−1
1/24スロットカー用のタイヤは、アルミ製ホイールに専用ゴムタイヤを接着して、好みのサイズにカットして使います。扁平率は自由自在。

世田谷では伴野社長に頼めばタイヤができてきたのですが、名古屋では自分で作らねばなりません。

転居前に伴野社長に「自分で作ろうと思うのですが」と相談したところ、ボール盤といっても安物ではだめだし、チャックは良いものに替えたほうがいいし、カットするために刃を立てる治具も専用に製作したもので「ボール盤を買う値段を考えたら、うちに注文してもらったほうがいいんじゃないですか? サイズを指定してもらえば作って送りますよ」。

たしかに宅急便で送ってもらえば翌日に届くわけで、伴野社長が親切で言ってくださっているのはよくわかります。

しかし「ミニ四駆用のタイヤを作ってください」とはいえません。(苦笑)

これは自分のリスクでやるしかありませんし、ついでに自分でタイヤを作れるようになればラッキーです。HOT STAGEでボール盤を借りることもできますが、自宅で時間のあるときに落ち着いて作りたい。 厳密なタイヤ作りはできないかもしれないけれど、自分で納得のいく程度に走ってくれればそれでいい。しかしボール盤はちょっと大げさです。置き場所に困るのでDREMELのMultiProルーターを固定する台を買うことも考えたのですが、MultiProの精度がさほど優れているとも思えません。

名古屋に来て「EXCITINGのみなさんはどうしてるのですか?」と訊ねてみたところ「1万円ちょっとの小型木工旋盤に工夫して刃をつけてカットしている人が多い」とのこと。

「センバン? なにそれ?」という状態でしたが、それくらいの値段であれば手軽なので試してみることにしました。PROXXON(プロクソン)の「ミニ・ウッドレース」(No.28140)と、ドリルチャック(No.28122)を買いました。東急ハンズやDIY店にもありますが、わたしは通販で注文しました。商品に同梱されていたPROXXONのカタログを見て驚きました。じつに様々な電動工具があります。こんなのがゼンブあったら工作の幅が広がって楽しいでしょうね。

まずスロット四駆のタイヤ削りです。あらかじめカットしてあるタイヤのサイズを合わせるためにペーパーで仕上げする工程です。ドリルチャックを交換して、ミニ四駆用強化シャフトにM2ナットを半田づけしたシャフトにホイールを固定します。PLAFITであれば3mmシャフトにホイールを留めればOKです。

ペーパーはHOT STAGEで買った#80と#120を、マジックテープのオスを貼った板にくっつけて磨きます。ペーパーの裏が特殊加工してあってマジックテープにつくのです。マジックテープは50mmと25mm幅のオスを1mずつ買ってきてG17ボンドで貼りました。ほんとうは3mm厚のアルミ板を使うつもりだったのですが加工が面倒なので板を使ってます。

タイヤは手前に向かって回転します。ペーパーを軽く当て、ノギスでサイズを測りながら削っていきます。0.5mmくらいならじきに削れますが1mm以上削るのはたいへんですからカットしたほうがいいです。この木工旋盤は回転速度を調節できます。速度は十分ではないでしょうか。

#80とか#120で削るとタイヤに筋がついてしまいますが、伴野社長に訊いたところ、ボール盤であればペーパーを当てた状態でタイヤをわずかに上下させると筋がつかないそうです。また、荒削りは#80で、仕上げは#600を使っているとか。しかし、タイヤ作りはむずかしいです。カットしてあってもタイヤを回転させるとブレるものがあって、ホイールにタイヤを貼るときに偏ってしまったようです。それも「失敗は成功のもと」ですか。

タイヤをカットする仕組みはまた後日追加する予定です。(思案中)

June 2002