ホイール&タイヤ選定ガイド
わたしはこれまで世田谷の伴野社長に「NSXをフォックスで走らせるためのタイヤを前後作ってください」「GT40用のタイヤをお願いします」といってお願いしてきました.だから,どういうふうにホイールとタイヤのサイズを決めるのかわかっていません.

わからなくても走れますが,興味が出てきたのでおおよその基準を教えていただきました.

タイヤの外径は24〜25.5mmが基本で25mmが中心とのこと.グリップに大きな影響があるリアタイヤから行きましょう.

▼ リアタイヤ

ホイール径は17〜22mmまであり,ホイール幅は16mmが基本.他のホイール幅も用意されているのは18mm径の12mm幅,19mm径の12,14mm幅,20mm径の12mm幅です.

それらのホイールにタイヤを被せて削るわけですが,タイヤの肉厚は2.5〜3.0mmが基本.つまり,直径でいえば5.0〜6.0mm.たとえば外径25mmのタイヤを作るなら,20mm径ホイールなら肉厚は2.5mm,19mm径ホイールなら肉厚3.0mmになります.

タイヤの肉厚が厚いか,薄いかでなにが変わるのでしょう?

薄いほうがタイヤが固くなるのでストレートで有利に働き,厚いほうはコーナーでグリップしてくれる反面,ストレートではタイヤにパワーを食われてしまう.走らせるコースがストレート中心か,コーナーが多いかで選ぶことになります.(世田谷1Fはストレート中心です)

世田谷でタイヤを作ってもらうと,リアタイヤの内側にタイヤだけ飛び出しています.つまり,ホイール幅よりもタイヤ幅が広いのです.「せっかくだから切らずに残してある」そうですが,この部分はうまく削ることができないので1mmくらい残すくらいだとか.モーターの軸に当たるときは切り落としても支障はないようです.

補足すると,タイヤの肉厚はモーターによっても変わります.肉厚2mmでチータを載せるとタイヤが負けてグリップしないし,タイヤがちぎれていきます.だから強いモーターでは肉厚も3mmくらい確保したほうがいいみたいです.

▼ フロントタイヤ

ホイール径はリアタイヤ同様,17〜22mmまでありますが,ホイール幅は8mmのみです.リアタイヤほどの影響はありませんが,そこそこの肉厚はほしいところ.おなじタイヤ径でも20mm径ホイールで作ったときより18mm径ホイールで肉厚を確保したほうが速かったりするとか.スロットカーからみればコース路面はかなり凸凹なのでフロントタイヤ自体のクッションがあったほうが走行が安定するのかもしれません.

タイヤも大事ですが,コースの路面状況にも注意しなければなりません.

世田谷は毎週火曜定休なので,月曜の夜か,火曜日にコース清掃を行います.そのときにコーナーにグリップ剤を塗るので,水曜日からどれくらいのお客さんがどのコースをたくさん走ったかによって路面状況は変わるわけです.初心者が多いとコーナーで飛ぶので路面も荒れがち.土曜日の晩のレースのときの路面は毎週変わります.

実際,おなじように走らせていても良いタイムの出るときと,どう頑張ってもだめなときがあります.それは路面のせいかもしれないのです.

たとえば夕方サーキットに出かけて,いちばん内側の第1コースを走らせるとクルマがふらふらします.1周させてタイヤをみると真っ白.ほこりだらけです.端っこのコースは誰も走らせてないことがあって,そうなるとほこりが溜まって大変なことになっています.電光掲示板のラップ数がゼロのコースは誰も走っていない証拠ですから注意しましょう.

コースによってタイヤを換えるなんて,ほんとうのレースみたいですね.(笑)

SEPTEMBER 2001