世田谷サーキット攻略法
1Fのスロットレーシング用コースは全8レーン.コントローラ前から全開でバンク上,直線上,下りの第1コーナーへ.ループを回って直線下からバンク下,S字,最終コーナーを抜けて戻ってきます.ラップタイムの計測位置は直線上にある黒い信号機です.

このコースは立体交差があり,下図の白いコースは高くなっている部分で,灰色のコースは低い部分を表わしています.コースには赤いSTOPマークが4個所に貼ってあります.そこが基本的なブレーキングポイント.上コースは赤で,下コースは紫で,STOPマークと,コントローラのOn,Offについて描いてあります.Offとはトリガーを完全に離すことで,ブレーキがかかります.

ブレーキングポイントは,速いモーターになると手前になりますし,ブレーキがよく効けば前に移動することができます.また第1コーナーの内側1〜3コースでは早めにブレーキをかけないとRがきついため飛び出してしまいます.このようにブレーキをどこでかけるかは諸条件によって変化しますが,ここでは3つのポイントについてご説明します.「ここでタイムに差が出る」というポイントです.

▼ポイント1(第1コーナー)

下りカーブの第1コーナーは突っ込んではいけません.早めにブレーキをかけないとコースアウトしてしまいます.一般に信号機のあたりでブレーキをかけて上図の白から灰色に変わるあたりで全開にするのですが,4〜8コースでは途中一瞬握ることができます.1〜3コースでは握ると飛ぶでしょう.

▼ポイント2(バンク下)

直線下でスピードに乗っていますからバンク下に入る手前でブレーキをかけます.一瞬離しますが,すぐに握って途中でまた抜きます.これはバンク下を抜けるまえに一旦クルマの姿勢をニュートラルに戻す意味があります.ここで抜かずに握っていくとコーナーの奥で飛びます.入口で抜いたあと,どれくらい握るかはモーターの力と相談してください.

▼ポイント3(S字)

バンク下を抜けると最終コーナーの手前にS字があります.S字の入口で一瞬ブレーキをかけたら全開で握り,最終コーナーの入口でまたブレーキ.軽く握って,最終コーナーの半ばを過ぎれば即全開です.コーナーの出口で全開にするのが一瞬遅れただけでラップタイムはおおきくちがってきます.

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参考までにサーキットの配線図を掲載しておきます.

通常の走行時はコントローラの白から黒を通ってコースに給電していますが,トリガーを離すと赤と黒がショートしてブレーキがかかる仕組みになっています.つまり,コントローラの赤い端子が外れたり,トリガーが完全に戻らないとブレーキがかかりません.

わたしの標準ギア設定はラビットとフォックスの場合40:14(約2.85),新チータの場合38:12(約3.16)にしています.ギア比とは「タイヤが1回転するのにモーターが何回転するか」という数字.タイヤが1回転するのにモーターが2.85回転で済むほうが3.16回転するよりもギア比が高く,スピードは出ますがトルクは弱くなります.

きちんとセッティングされた速いクルマは運転が楽で,苦労しなくてもいいタイムが出せます.一方,調子の出ない車では苦労ばかりでタイムは伸びません.つまり,いいクルマと腕前の両方が必要なわけですね.

理屈はわかってもなかなか思い通りに運転できません.「こんな説明じゃわからん」という方は伴野社長に模範演技を見せてもらってください.素早いOn/Offのためには人差し指より中指で握るといいそうで,わたしはそうしています.

AUGUST 2001