ボディマウントガイド3〜PEUGEOT 206 WRC (FOX)
ラビットモーター用であれば軽くするためにL字型のスライドマウント金具を使いますが,フォックス以上の強いモーターで走らせる場合はユニバーサルマウント金具を使ってサイドウェイトという細長くて黒いオモリをつけます.すると車重は増えますが操縦性が向上します.

ただし,ある程度の車幅がないとサイドウェイトの入る隙間がありません.それもあって車幅の狭いクルマは「ラビット用」とされてしまうのですが,ボディを削ってでも強引にオモリを積む猛者もいます.自分でやるなら誰にも相談する必要はありません.いろいろ試してみましょう.

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前回,うまくいけばラビットレース用にと,プジョー206をラビットで走らせてみたのですが,思うようなタイムが出なくて挫折.このままでは面白くないので,おなじボディでフォックス用にマウントをやり直すことにしました.

古いマウントはカッターナイフでゴムを切って取ります.金具についたゴムはラッカーうすめ液にしばらく浸しておくと簡単に剥がれます.(広口ビンにシンナーを入れておくと便利です)
これがユニバーサルマウント金具です.標準では7mm幅のウエィトが付属しています.

細長いサイドウェイトの裏から6mmネジを2本挿して,そこへ平ワッシャを1枚ずつ入れます.その上にちいなさ四角い2穴プレートをはさんでから,ボディ側金具の細長い穴に通し,ジュラルミン製の四角いプレートにねじ込んで留めます.平ワッシャをはさむのはウエィトをすこしでも低い位置に下げるためです.

こんな感じになります.(見えるかな?)
なにも考えずに組むとマウントプレートの裏に飛び出したキャップネジの頭が邪魔になります.飛び出している部分をリュータ等で削っておきましょう.
サイドウェイトの幅と前後位置を決めたら,タイヤの上にピアノ線を渡して,サブフレームをセロテープで固定します.リアにトラクションをかけたいときはサイドウェイトをリアに寄せてネジ止めしましょう.
マウント用ゴムを8個用意します.片側2ヶ所,計4個所に2個ずつ2段重ねにして,ボディとサイドウェイトを接着します.
G17ボンドを適量,メモ用紙に出して,ピンセットでつまんだゴム片にこすりつけます.ボンドが固まりはじめたら使えません.固まる前の滑らかなボンドを使ってください.
まず1段目のゴムを4隅に載せたら,つぎに2段目をその上に載せます.ほんとうにボディと接着するのはこの2段目のゴムです.ボディ側にはボンドをたっぷりとつけましょう.ボンドが少ないと走行しているうちに振動でマウントが外れることがあります.(実際NASCARが片側外れたことがあります)
4個所とも2段重ねしたら左右からボディ位置を確かめて,必要なら微調整してください.20分ほど乾かしたら走行できます.

マウント作業はなかなか思ったようにいきませんが,むずかしく考えることはありません.自信のないクルマのマウントは伴野社長にお願いしますが,忙しくて時間がかかるようであれば自分でやるようにしています.失敗したらそのとき助けてもらえばいいでしょう.(苦笑)

さて,モデルチェンジしたばかりの新フォックスモーターを使って走らせてみたところ,NSXなどにはかないませんが,なかなか面白い.こういうスタイルのクルマの中では速いのではないでしょうか.コーナーの限界速度を上げるセッティングを考えるのも楽しみのうちです.

SEPTEMBER 2001