モーターライズ−4 (AOSHIMA DELOREAN Part-II)
PLAFITもEXCELが出るまえのシャーシはシンプルでした。モーターもサイドワインダー(横置き)ではなく、インライン(縦置き)でクラウンギアを回していました。いまでもミニ用シャーシはそうなっています。

初代PLAFIT F1シャーシを眺めていて気づいたのです。モーターマウントとリアのアクスルブラケットが一体になっているから「プラモデルにこの部品を取り付ければ駆動部分は一発で完成するじゃないか」と。

ところが、そうこうするうちにできたのはこんなシャーシでした。(なにこれ?)

写真のデロリアンはアオシマの「テクニ四駆 Back to the Future」シリーズを素組みしたもの。車検板に載っているのは、現行 PLAFIT F1完成シャーシのフロント部分に、先のモーターマウントを取り付けたものです。

完成シャーシというのは単品パーツよりも安い部品を使っているところがあって、このフロントシャーシもベアリングが入らないので余っていたのです。それを何かに使えないものかと見ていたらモーターマウントとネジのピッチがぴったり。なんだか寸足らずでしたが、フジミのレーシングFのボディを載せるにはちょうどいいかも。そもそもF1用シャーシですから細身です。

でも目先を変えたくてデロリアンを載せることにしました。手持ちのタイヤを使ったのでボディ位置が高くなってしまい、ボディの取り付けが容易ではありません。あれこれ悩んで挙句、古いサブフレームをシャーシ側にウレタンゴムで接着して、そこにボディをマウントすることにしました。

ずいぶん車高が高くなってしまいました。おまけにこのボディは肉厚で重いのです。

実際にHOT STAGEのコースを走らせたら、さすがにちゃんと走ります。ギア比が9:28でもブレーキが効きます。でも、やっぱり重心が高いようで、急なコーナーはつらいです。無理するとコケますが、オモチャとしては遊べます。

今回はモーターライズプラモデルをそのままスロットカーに改造するのではなく、ありあわせの部品で組んだシャーシにボディだけ載せてみました。

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最初に手がけたミニ四駆の改造は、モーターを交換してガイドを付け、オリジナル部品を活かしながらスロットカーにしました。うまくできた「スロット四駆」は宣伝を兼ねてヤフーオークションに出品しましたっけ。ミニFもオリジナルを活かして改造できました。

それがフジミのレーシングFあたりから駆動部分にPLAFITパーツを使うようになり、「スロット四駆−9」ではシャーシのギア構造部分は削り取ってしまいました。

第2回ミニFレースには、そのスロット四駆をサブマシンとして出場しようと思っているのですが、どうもうまくありません。四日市のラビットさんではいい感じで走ってくれるのですが、HOT STAGEでは暴れるので思い切って握ることができません。シャーシの後端を縦に切断したのでリアシャフトの支点がよじれるようです。ホイールベースが極端に短いクルマは、コーナーでテールをすぐに振り切ってしまうので運転がむずかしいです。そういうクルマはできるだけどっしりと安定志向にセッティングしたほうがいいようです。

ホイールベースについては、ミニFくらい(98mm)がちょうどいいような気がします。今回のデロリアンやミニ四駆は 75mm 前後、レーシングFに至っては 56mm しかありません。逆に、PLAFIT F1は現在 114mm もあって、ちょっと長すぎます。コーナーでテールを振り過ぎるのでコーナーの立ち上がりで収束に時間がかかってしまいます。ナスカーやストックカーは派手にテールを振るほうが面白いでしょうがF1には似合いません。シャーシをあと5mm短くしたほうがよさそうです。トレッドとホイールベース、そして重量のバランスが大事みたいです。

今回使ったミニ用モーターマウントを今度はプラモデルのシャーシに取り付けてみることができれば、ミニ四駆に始まったモーターライズプラモデルの改造も、ひと通りのパターンが出揃うことになります。

October 2002