新チータモーター温度測定
NASCARを新チータで走らせていると,じきにモーターが熱くて触れないほどになります.そこでモーターの発熱状況と放熱対策を調べてみることにしました.家族で「夏休みの自由研究」です.(笑)

秋葉原の千石電商で見つけた「表面温度センサモジュール MT-144」のセンサーコードを短くし,センサ(サーミスタ)はモーターの下にはさんで,温度計はフロントシャーシにウレタンゴムを貼ったところに両面テープで留めました.モジュールは14gありますが,オーバルコースを回るNASCARであれば重量増もさほど負担にならないだろうと考えました.温度計といっしょに小型放熱板も買ってきました.

これなら窓越しに温度を読み取ることができます.10周ごとに停止して温度を読み取ります.1周に約4秒だとして40秒走行ごとの数値.100周を3回計測した結果が下表です.クルマは子供たちが走らせてくれました.

ところが,クルマを止めた直後,温度計の表示は888になっていて,それが一旦000になったあと温度が表示されます.まるで温度計が目を回しているみたい.大丈夫かなぁ.

  1回目 2回目(放熱板) 3回目
開始時 29.9 21.2 21.6
10周 43.9 32.2 31.9
20周 56.0 42.9 44.7
30周 65.9 50.4 53.3
40周 72.5 55.7 59.8
50周 78.3 59.9 64.4
60周 82.5 62.3 68.0
70周 85.0 64.4 70.6
80周 87.4 66.3 72.9
90周 88.6 67.4 75.0
100周 89.3 67.9 75.3

1回目の計測が終わったあと,モーターを冷やすためにクーラーに当てたせいか,スロットカーの振動のせいか,温度計が示す値が全体に低いのです.動作はするのですが,温度計が狂ってしまったようです.そもそもパソコンのCPU温度などを測るためのモジュールなので振動は考慮の外なのかもしれません.

それでもその場はどうしようもないのであえて計測続行.2回目はモーターの上面にアルミの放熱板を(熱を伝える両面テープで)つけてみました.

どう考えても温度が低すぎるので,放熱板を外してもう一度計ってみたのが3回目です.それをグラフにしてみました.

おそらく1回目の計測が正しい温度を示しているのではないでしょうか.その後おかしくなって,この温度計が(絶対値は狂ったとしても)相対的に正しいとすれば放熱板をつけることはそれなりの効果がありそうです.ただし,放熱効果と引き換えに放熱板による重量増加を招くので,そこをどう考えるか微妙なところ.モーターの加熱がどれくらいのパワーロスにつながるのか知りたい.(磁力計がほしい)

放熱板以外にもあれこれ試してみようと思っていたのですが,温度計が壊れてしまっては仕方ありません.走行するスロットカーは予想以上に過酷な状況のようです.その温度計はいま室温を17℃だと表示しています.試しにボタン電池を交換してみましたがだめでした.他の温度計と比較したら8〜9℃ずれています.まだ夏なのに季節を先取りしているようです.

【追記】 あとでわかったことですが,ここで使った表面温度計のセンサー(サーミスタ)は非常にデリケートです.間違ってもモーターの下敷きにしてはいけません.でたらめな温度を表示するようになります.丁寧に扱いましょう.センサーだけ買ってきて交換したら,壊れた温度計が直りました.

AUGUST 2001