TAMIYA 1/28 ミニF用デカール製作
スロット四駆」を作っているうちに,かつて「ミニF」というプラモデルがあったことを知りました.ミニ四駆よりはミニFのほうがリアリティがあってかっこいい.といってもわたしはF1に詳しいわけではないので説明書どおりに作ることしかできません.

すでに絶版となってしまったタミヤのミニFシリーズですが,近所の模型屋さんに埋もれていたりしますし,インターネットのオークションに出品されることもあります.当時,さかつうからミニF用のスロット化パーツが販売されていたそうで,いまでもミニFのレースが開催されているお店もあるとか.

ミニFを作る上でどうしても気になるのがデカール,いえ「シール」です.

ミニ四駆同様,紙のシールなので,子供にもカンタンに貼ることができる反面,じきに剥がれてきますし,見映えもいまひとつ.シールの上からトップコートを吹けばいいと聞きますが,それでもシールの厚みはどうにもなりません.

そんなわけで,LOTUS type 102Bのシールをスキャナで取り込んでデカールを作ることにしました.600dpiで取り込んで,600dpiで印刷すれば原寸どおりのデカールができます.

ノートパソコンのキーボード上に置いてある,裏が水色の紙がデカール,その右の白地の紙がオリジナルのシールです.

パソコンのグラフィックツール(Paintshop Pro 7J)の操作手順を書きます.印刷はALPS MD-5500プリンタを使います.詳しい説明はこちらをごらんください.

  1. スキャナで取り込んだ600dpiの画像ファイルを開きます.
  2. 背景が白ではなく,グレーになっているので,背景色を一括選択してカットしておきます.(色がついているとそれが印刷されますが,白は印刷されません ←重要
  3. その上に新規レイヤーを2つ作ります.colorとwhiteと名前をつけます.
  4. シールには剥がしやすいように切り目が入っています.その切り目にあわせて1枚ずつ範囲選択してカットし,colorレイヤーにペーストします.そうして,1枚ずつスキャナで取り込んだ画像から抜き出していきます.そうしないとデカールとして印刷したときに,どこで切り抜けばいいのかわからず苦労します.
  5. 各デカールを貼る場所のボディ色が白の場合以外は,colorレイヤーの画像の裏に「特色ホワイト」を塗ります.そうしないと色が透けてボディ色にかき消されてしまいます.whiteレイヤーでは黒で塗りつぶします.
  6. 色が沈みがちなので,鮮やかさをすこし上げて調整します.
  7. whiteレイヤーを印刷した上からcolorレイヤーを重ねて印刷します.

最後に,グンゼのクリアスプレー(トップコート)を吹いて完成です.

しかし,ひとつ失敗しました.リアウィングが黒だということを忘れていて,ウィングに貼るデカールの裏に白を印刷するのを忘れて「闇夜のカラス」状態.whiteレイヤーに「裏打ち」データを追加して再度印刷しました.

下の写真はデカールを貼ったばかりの状態で,まだ人形も塗装していません.スキャナで取り込んだ画像は荒くて,発色も悪いので,近くで見るとあまりきれいなデカールではありません.それでも紙のシールよりはマシだと思います.

同一モデルのミニFを複数台作るのであれば,こうしてデカールを起こす値打ちもあるでしょう.

ちなみに,曲面にデカールをなじませるのには「お湯」に浸したティッシュで押さえるとよいそうです.

JUNE 2002