気持ちよく、速く
ラビットでの「3時間耐久レース」をいっしょに走ったメンバーのひとりは「思ったより単調ですね」。170g以上のCカーだったこともありますが、耐久レース用のクルマは安定志向でセッティングします。だから単調に感じるのでしょう。

それまでラビットでの通常レースでは電光掲示板を見る余裕などなかったのが、耐久レースではラップタイムを見ながら走ることができました。ラビットの10Vコースでのフォックスモーターは、12Vコースのラビットモーターくらいのスピード感です。序盤は7.5秒台だったのが、終盤では7.3秒台と調子が上がっていったのが不思議でした。乾電池2本で1時間慣らしをしたモーターの当たりがついてきたのでしょうか。逆にラップタイムが落ちてきたクルマを抜くことができて、ちょっとうれしかったです。ラビットの常連さんと張り合えるクルマが作れるようになってきたのかもしれません。

レースで勝つには、1にセッティング、2に腕前、3に運でしょうか。

耐久レースではブレーキングポイントは2ヶ所。タイヤのグリップが落ちてくるともう1ヶ所増えて、計3ヶ所になります。ブレーキといってもトリガーを一瞬戻すだけです。基本は握りっぱなしです。トリガーを離している時間が長くなれば、それだけラップタイムは落ちます。3回とも最低限のブレーキで済めば7.3秒で、ちょっと気を抜くと 7.5秒とか 7.6秒になるのです。わたしのコントローラのバネは弱くしてあるのですが、真剣に握っていると指が痛くなります。立ちっぱなしの足よりも、指のほうがつらかった。

単調に感じるくらいの耐久レースだからわかったことも多いです。

耐久レース後、ミニFを走らせてみたのですが、春日井用セッティングの120gでは重すぎてだめ。ギア比が12:36で、車重は100g以下が適当でしょう。おもりとしての乾電池は不要です。耐久レースのCカーと同程度のラップライムが出ます。うまくすれば7秒を切るでしょう。

ところが、わたしのミニFはどれもいまひとつパッとしません。なんだかモワーっとした感じで、締まりがありません。これではスロット・ミニ四駆のほうがいい。

ギア比、重さ、スピード感がぴったり来たときに気持ちよく走ります。

すべて樹脂ホイールのノーマル・ミニFに、GUPのハイスピードギア (12:36) を入れたクルマのほうが(バタバタと暴れますが)しっくり来たくらいです。スロット・ミニ四駆も「これがベストセッティングだろうな」と感じるのです。ラップタイムでコンマ2秒の違いです。それが納得できるかどうかの差になっていることに驚きました。

コントローラを握ったときに、スムーズに、思ったように前に出るかどうか。思い通りに走ってくれるから気持ちいいわけです。その結果がラップタイムにも表われます。

セッティングは些細なことの積み重ね。それなりに手間がかかりますが、それを面倒がっていてはレースには勝てません。わたしに「勝ちたい」という欲がもうすこしあれば、きちんとしたセッティング方法もご紹介できるのでしょうが、まだうまくいきません。

全体のバランスがぴったり決まったスロットカーは速いだけでなく、走らせていてすごく気持ちいいものです。それが、わたしにとってスロットレーシングの醍醐味です。