スロットレーシングの楽しみ方
世田谷でPLAFITを走らせていた頃、スロットレーシングの楽しみ方には2通りあると思っていました。ひとつは「速いもの勝ち」のスピード追求タイプ、もうひとつが「モデルカーが走ることに意義がある」という作り込みタイプ。世田谷は基本的に前者です。実際は、作り込んでもすぐに壊れてしまうから作り込まなかったのです。(下手なんです)

春日井も以前は前者でしたが、最近では後者に寄りつつあるような気がします。名古屋に来て、こちらのサーキットにお邪魔するようになって、単純に2通りに分けることはできないことがわかってきました。「作り込みもするけれど、レースをやる以上は勝ってなんぼ」という部分もありますが「そんなに細かいこと言わんでもええがね」という大雑把なところもあったりします。保守的なムードは苦手なので、いろいろな考えがあったほうがホッとします。

いまはタミヤの「ミニF」というプラモデルを改造してスロットカーレースをしていますが、乾電池を2本積んだ状態では1周8秒を切ることができません。でも、8秒台でいいと思うのです。8秒台前半で走りつづけることができればミニFレースで入賞確実です。それにスピードが上がれば上がるほど運転がシビアになり、クルマは壊れやすくなります。それにHOT STAGEのコースはどんなにがんばっても6秒台です。その2秒のために、どれだけの資金と時間と労力が必要か。

わたしはミニFレース仲間にPLAFITは勧めません。お金がかかりすぎます。

1台作るのに、シャーシだけで約12,000円。それにボディ、塗料など含めると15,000円くらいかかりますし、自分のコントローラーも必要になります。おまけにそれが壊れて消耗していくのは(自分の腕前が足りないせいとはいえ)悲しいです。クルマがよく飛んで落ちる場所にはセーフティネットを張ってほしいと思うのはわたしだけでしょうか?

だから初心者にはまずミニFを勧めているのです。1台 2,100円で作ることができれば、試しにちょっとやってみることもできるでしょうし、レースのために2台買っても、子供のためにさらに2台用意したって、PLAFITよりも安上がりです。費用は7分の1でもラップタイムは6〜7秒台と8〜9秒台のちがい。問題はミニFの入手がむずかしくなっていく点。HOT STAGEに在庫がある今のうちなのです。

そうはいっても速くてかっこいいPALFITを見れば欲しいと思うのが人情。それを止めることはわたしにもできません。たしかに音もなくスムーズに走るPLAFITは気持ちいいです。やりたければやってみればいいでしょう。高価な点を除けば、PLAFITはたいへん優れた製品です。

ミニ四駆やモーターライズのプラモデルを改造して怪しげなスロットカーを走らせるのを大目に見てもらっている HOT STAGE さんには感謝しています。「まともに走るかどうかわからないし、走ったところでタカが知れているもので苦労するよりも、一定の性能が保証されているPLAFITを使ったほうが確実だよなぁ」と思うこともしばしばですが、既製品に乗せられるのに飽き足りず、あえて突っ張っているところがあります。まだ子供なんですね。(お恥ずかしい)

冒頭に書いたように、スロットカーは「速く」「美しく(リアルに)」という2つのベクトルがあります。それにはわたしも賛成ですが、もうひとつ「楽しく」というベクトルを追求したい。それは「自分が楽しいかどうか」というきわめてわがままなベクトルです。

人とちがうことをやりたいし、家族や仲間たちともっと気軽に楽しみたい。

ひと言でいえばそういうことです。まったく新しいことをやっていれば「それはちがう」とか「こうすべきだ」なんて誰も言えません。あまり遅いと「つまらない」し、そこそこ速ければ「おもしろい」し、スムーズに走ってくれれば「気持ちいい」。それがすべてです。理屈じゃありません。その気持ちを他の人たちと共有できれば楽しい時間を過ごすことができるのです。これはわたしの実車の楽しみ方にも通じます。理屈っぽいのは苦手です。

スロットレーシングにはいろんな楽しみ方があります。

速さの限界を追求するのも、リアリティを追及するのもいいと思います。楽しみ方は人それぞれです。わたしはスロットカーを「動くおもちゃ」だと思っていますから、いまのように試行錯誤しながら工作するのはすごく楽しいのです。他のみなさんにご迷惑をかけないよう注意しながらやりますので、大目に見ていただけると助かります。

ミニFの改造はわたしの中では終わりました。あとは熟成です。

今後の課題は「ミニFがなくなったらどうするか」です。ミニFに勝てるミニ四駆を作ること、ワンプワーゲン、初代 PLAFIT F1シャーシ、1/32 FLY を1/24コースで走らせることなど、いろいろあって楽しみです。面白いスロットカーができたらミニFレースに投入します。わたしの手の内はこのホームページですべてお見せしますので、レース参加者は各自対策を立ててください。(笑)

ひとりではつまらないので、興味のある方はいっしょに楽しみましょう。