クルマで遊ぼ
先日の「中部選手権」で1/24 FORD GT-40を走らせたあと,1/1 PORSCHE 911 Carrera Sに乗り換えました.空冷エンジンの最終モデル.ポルシェなんて滅多に乗る機会がないから3日間だけでもおもしろかったです.

スロットレーシングもいいけれど,やっぱり実車がいちばん!

シートに座ってステアリングを握った感じ.室内の雰囲気.ボンっとエンジンがかかった瞬間,ドキドキする気持ち.空いたワインディングで踏み込んだときの加速感.そういうものすべてを五感で受け止めながら走らせるのが楽しい.

決して運転がうまいわけではないので無茶はできませんが,いとも簡単にとんでもないスピードが出てしまうからスポーツカーは痛快.ポルシェって「ブレーキが素晴らしい」と聞くから空いた道でブレーキテストをしてみたのですが「タイヤがちゃんとグリップすれば」という条件がつくようです.過信は禁物.

世田谷で家族いっしょにスロットレーシングを楽しんでいたTさん,Kさんたちはいまレーシングカートに乗っているそうです.当然子供たちのほうが速いとか.小学生の「クルマ遊び」を極めようとしていますね.(笑)

実車 > レーシングカート > スロットレーシング > テレビゲーム

子供にクルマの運転を体験させるにはレーシングカートがいい.遊園地のゴーカートじゃだめ.コーナーを曲がり切れないほどのスピードが出なければ意味がないのです.何度もコースアウトしながらコントロールすることを覚えるわけです.大人にとっても実車よりはカートのほうが安全です.本物のポルシェで刺さったら被害甚大.考えたくもありません.

思い切ってアクセルを踏めるのはテレビゲームですが,何度でもリセットできてしまうのがリアリティに欠けます.シミュレーターとしてはよくできていてもゲームとしてはどうもピンと来ません.だからあえてスロットレーシングなのです.実車に比べれば,全損になっても被害金額は知れてます.(でも精神的ダメージが大きいのはおなじかな?)

最近,わたしが凝っているミニ四駆の改造(スロット四駆)も,絶版のミニF1を含めて,以前あちこちのお店で試されたそうです.でも人気が出なくて忘れられたみたいです.実車のスケールモデルではなく,コミックとアニメとタイアップしてヒットした製品なので,大人には思い入れが持ちにくいのでしょう.要するに「かっこいい!」とは感じない.その点については,ミニ四駆にハマった世代が成長したときにどうなるか,ですね.

今月タミヤから「ラジ四駆」という「ミニ四駆のコースを走るラジコン」が発売されるのですが,モーターのON/OFFだけでコントロールする点はまさにスロットカー.だから「スロット四駆」もタイムリーな話題性はあるのですが「あ,そう」で済んでしまうでしょうね,やっぱり.

それはそれとして,わたしは自分で工夫しながら作るのが好きだし,他人がやらないことをやるのも好きです.ミニ四駆をスロットコースに乗せたとき,いちばん気になったのは「走らせて気持ちいいかどうか」.すーっと滑るようにスムーズに.それがスロットレーシングの魅力ですから.

最初はどうにも動きが重くて,ギアの音ばかり大きくて前に進んでいかない.ブレーキをかけるたびにギア鳴りがする.スポンジタイヤでも走れないことはないけれど,スロット用タイヤを履かせると走りが安定しました.「スロット四駆」は電池が要らないので車重バランスはオモリで自由に調整できます.

ミニ四駆は強度や精度の限界がありますし,モーターはラビット限定です.その範囲内でどこまで走ってくれるか.ミニ四駆を走らせてみて,PLAFITが実によくできていることを痛感しました.PLAFITのパーツを組み合わせれば「これくらいは走るだろう」とシャーシ性能が予測できるし,ある程度保証もされていますが,ミニ四駆にはスロットカーとしての保証などありません.どこをいじったらどうなるかわかりません.

誰かが踏みならした道を往くか,我が道を往くか.たまには脇道にそれて散歩するのも楽しいものです.