中部選手権
日曜の午後,TOY STUDIOさんで開催された中部選手権(耐久レース)に参加させていただきました.

レース前日までせっせとクルマ作り.FORD GT40にドライバー人形を乗せて「ライト点灯ユニット3」を組み込むのに1週間かかりました.自分のホームページで紹介している点灯ユニットをつけずにレースに出るわけにもいかず,最後は意地でした.(笑)

ドライバー人形はTAMIYAのものを使い,GT40のボディパーツは引越すときにすべて処分したため,ダッシュボードはポルシェ911のものを流用.おかげで左ハンドルになってしまいました.シートに座らせる隙間はないので,運転席は黒い模造紙でカバーしておしまい.

当日のレース参加者はわたしを含めて9名.4レーンなので4チームに分けると2名ずつが3チームと,3名が1チーム.わたしはベテランの方おふたりとチームを組ませていただきました.午後2時に「車検」が始まり,前後トレッドサイズと車重の計測があります.わたしは規定オーバーだったようですが大目に見ていただきました.2台用意している方は2台目もいっしょに車検を受けるそうです.

30分1ヒートで4ヒートまで順番に全コースを回ります.2人組のところは15分ずつ,わたしは3人組だったので10分ずつでした.それでも2ヒート走ると新品モーターもダレてくるし,ギアの噛み合わせが狂ってくるし,耐久レースはたいへんです.あまりひどい状態であればモーターを交換してもいいそうですが,わたしの場合モーターよりも腕のほうが問題なのでモーターが回る限り,最後まで走ろうと決めていました.

参加車両がすべてライトを点灯しているのって初めて見ましたがかっこいいですね.周回を重ねるうちにヘッドライトが片方切れてしまうクルマが出たりと「リアル」でした.わたしのクルマはブレーキをかけるとテールランプがパッと明るくなるのですが,本人はそんなことを気にしている余裕はありません.電光掲示板の周回数すら見えませんでした.

全長24mのタイトなコース.モーターはラビットで,ギア比は10:40.1コースなど端のレーンはむずかしい.それでも馴れれば直線主体のところはまだいいのです.

問題はトンネルをくぐって坂を上っていく複合カーブ.ここがまったくついていけません.「なんで,あんなスピードで抜けていけるんだろう?」.速い方は5.6秒台でラップします.つまり10分あれば100周するのです.わたしは無理しても仕方ないのでマイペースで走ります.

最初はひたすら忍耐のレース展開でしたが,複合カーブにいちばん近い4コースのコントローラ前に立ったときに,すこしコツがわかりました.1コースは他の3人の影になって見えなくなることがあるのですが,4コースはコーナー全体が見渡せるので非常に運転しやすいのです.トンネルの手前でブレーキングしたらハーフスロットルで一気に坂を駆け上って,出口のヘアピンの手前でブレーキングしたら即全開というパターンでしょうか.

30分が4ヒートで2時間かかります.その後,もう一度おなじ4ヒートを行うのですが,午後6時には終わるように調整するそうで,今日は1ヒート10分ですから,わたしは3分ずつでした.都合わたしは今日1時間近く走ったことになります.おかげさまでよい練習になりました.

まず,コースアウトする回数を減らして,つぎに簡単にラップされることがなくなって,そこそこみなさんについていけるようになれば楽しめそうです.競り合ったときに誰が残るかというところに勝負強さが表われます.わたしは思わず引いてしまうのでだめなんですが,接戦というのはドキドキして面白いです.

耐久レースでは途中でクルマの調子がおかしくなったり,疲れて集中力がなくなってくると選手交代を要請します.そのあたりの駆け引きもおもしろいですね.結果,4チーム中,わたしのチームは3位でした.お世話になりました.みなさんにいろいろと親切に教えていただき感謝しています.レース中ハプニングも起きますが,それでもみなさん和気アイアイと楽しんでらしたのが印象的でした.また,人とちがうクルマ,かっこいいクルマ,きれいなクルマを作ろうとするけれど,一方で速いクルマにしたい.レースで勝ちたいという気持ちもみなさんお持ちです.そこがスロット「レーシング」の共通点なのですね.

つぎの写真はライトユニットの電源ラインを接点方式で実現しているもので,考案者の名前をとって「川島式」と呼ばれているそうです.たしかにこれならシャーシとボディを線でつなぐ必要がなくてメンテナンスも容易です.

世田谷と名古屋では,レースもお店も常連さんたちの雰囲気もちがいます.ちょっと大げさかもしれませんが文化の違いを感じます.どっちがいいというのではなく「ちがう」のです.子供たちといっしょに遊ぶのであれば世田谷のほうが(広いこともあって)向いていますが,レースについては(個人的には)参加人数と熱気に圧倒される世田谷よりは,名古屋の比較的少人数のレースのほうが気楽でいいです.結局は楽しみ方のちがいです.

1/24 スロットレーシングは,自宅にコースを持つのはまず不可能ですから専用コースのあるお店に行くしかありません.ボーリングであれば他のレーンと独立して遊ぶことができますが,スロットレーシングはひとつのコースをみんなで共有します.だから「遊ばせてもらう」という謙虚な気持ちも必要なのだと思います.

名古屋近郊には東京近郊とおなじくらいスロットレーシングのお店があります.でも,ふだん自分が通っているお店以外のことについては噂程度しか入ってきませんし,誤解も多々あります.いまこうしてインターネットをごらんになっている読者の方で,スロットレーシングをやってみたい方は,ここぞと思うページの作者にメールを出してお店を紹介してもらうとスムーズに入っていくことができると思います.

インターネットを上手に利用してスロットレーシングを楽しみましょう.